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2024年から2026年にかけて、朝活や瞑想、断続的断食といった習慣が社会的に推奨されてきました。SNSやメディアでは、これらの習慣を実践する成功事例が溢れており、「誰もが実践すべき習慣」のように扱われています。しかし、私自身がこれらの流行習慣を試してみた結果、想像以上に合わないことに気づきました。
まず取り組んだのは朝5時起床による朝活です。インフルエンサーたちは「朝活で人生が変わった」と語り、私も期待に胸を膨らませていました。しかし、実際には元々夜型の体質である私にとって、この習慣は毎日の苦痛でした。
朝5時に無理やり起床すると、日中ずっと眠気に襲われ、仕事のパフォーマンスが低下。夜も早寝しようとしても、体が対応できず、結局3週間で挫折してしまいました。後になって気づいたのは、人間の体内時計は個人差が大きいという事実です。朝型人間にとって最適な習慣が、夜型人間にとって最悪の習慣になることは珍しくありません。
次に挑戦したのは毎日20分の瞑想です。メンタルヘルス関連の記事では、瞑想がストレス軽減に効果的だと繰り返し紹介されていました。しかし、20分間何も考えないようにしようとすると、逆に不安が増幅されました。
静寂の中で自分の思考と向き合うことが、私には心理的負担になっていたのです。これは2025年の心理学研究でも明らかになっており、瞑想が全ての人に有効とは限らないという結論が出ています。むしろ、私に合っていたのは「運動中の無意識状態」や「好きな音楽を聴くこと」でした。
2026年に流行した16時間断食にも挑戦しました。多くの健康インフルエンサーが「代謝が上がる」「体重が減る」と推奨していたからです。しかし、実行から1週間で頭痛と疲労感に襲われました。
私の場合、定期的な食事が必要な体質だったのです。栄養学的には、個人の代謝、活動量、健康状態によって最適な食事パターンは異なることが知られています。医師に相談したところ、私には適していない習慣だと判明しました。
これらの失敗経験から気づいたのは、流行の習慣は「平均的な人」を想定しているという事実です。メディアで紹介される成功事例は、たまたまその習慣が合った人たちです。合わなかった人たちは、単に「努力不足」「意志が弱い」と判断され、声を上げません。
流行の習慣に従えないと、罪悪感や劣等感を感じてしまいます。「みんなやってるのに、なぜ私はできないのか」という思考に陥り、メンタルヘルスが悪化することもあります。
新しい習慣を始める際は、短期間(1週間程度)試してから判断することが重要です。同時に、体調や気分の変化を記録することで、その習慣が自分に合っているかを客観的に評価できます。
栄養、睡眠、メンタルヘルスに関する習慣は、医師や栄養士など専門家に相談することをお勧めします。一般的な推奨事項より、個人の状況に合わせたアドバイスの方が遥かに有効です。
習慣が続くかどうかは、その習慣が自分の価値観や生活スタイルと一致しているかで決まります。流行だからではなく、「自分にとって本当に必要か」を問い直すことが大切です。
2026年現在、習慣に関する情報は飽和状態にあります。その中で重要なのは、他者の成功事例ではなく、自分自身の体験を信頼することです。流行の習慣が合わなかったからといって、それは失敗ではなく、自分に本当に必要な習慣を発見するプロセスなのです。
完璧な習慣は存在しません。あるのは、その時の自分に最適な習慣だけです。流行に惑わされず、試行錯誤を重ねながら、自分だけの習慣を構築していくことが、真の意味での自己改善につながるのではないでしょうか。